それってつまり結局は

TEAM NACSとジャニーズのブログ。

20th Centuryというおじさんアイドルの成功例(私調べ)

 
V6ファンになったのは、岡田准一がきっかけであったが、知れば知るほど、坂本昌行さん、長野博さん、井ノ原快彦さんで構成される20th Centuryの魅力にやられている。最近、私同様V6を好きになる人が増えており、その要因はトニセンの魅力に気づいたというのも非常に大きいと思う。
 
 
トニセンが可愛いおじさんアイドルだと知ってから、ファンになる前の様々な映像を見て、なんて一貫性のあるアイドルなんだろうと感じた。

 
20代にしておじさん扱いされていたものの、10代のカミセンと共に夢を歌い踊る。おじさんだからしんどい、と吐露しながらもカミセンと遜色なく踊り、歌のベテランさを見せつける。
 
 
 
「アイドルなのにおじさん」
「おじさんなのにアイドル」
 
 
 
これってある意味、究極のアイドルではないだろうか?と思ってしまったのである。言っていることは同じ、二つの定義を持ったトニセン。以前は前者の「アイドルなのにおじさん」の印象が強かったが、最近は後者の「おじさんなのにアイドル」の印象が強まりつつあり、だから今トニセンはモテているのだ。
 
 
この定義がデビューして数年経ち、年齢とともに生まれたのならばそこまで違和感はないのだが、デビュー当時からおじさんという一貫したイメージ性。そしてそれにひたすら忠実で、そのブレない新しいアイドル像がかたくなればなるほど、どんどん魅力が増していく。とっても純粋なアイドルなんじゃないだろうか。
 
 
そこで、トニセンが生み出した新しいアイドル像・おじさんアイドルについて自分なりに解釈してみた。
 
 
  • まず、そもそもなぜおじさんなのか
 
V6がデビューした際、坂本さんは24歳、長野さんは23歳、井ノ原さんに至っては19歳の未成年だった。カミセンが可愛い少年キャラなのは重々承知だが、それに対比する三人になぜお兄ちゃんキャラではなくおじさんキャラが付いたのか。
 
 
悩んだ結果、自分なりにポイントとそれに伴うあることが浮かび上がってしまった。
 
 
お兄ちゃんではなくおじさんとなった大きな理由は、皆さんも当然浮かび上がったであろう、年少メンバーとの年齢差。そしてその中に私が注目したポイントは、年少メンバーと見た目の差に、ズレが有るかどうか。
 
 
坂本さん長野さんと同じ世代であるSMAP中居正広さんと木村拓哉さん。香取慎吾さんという少年キャラがいても、中居さんと木村さんがおじさん扱いされているところはあまり見たことがない。むしろ、現在40歳を過ぎておじさんトークをしていると違和感を感じる。そこで考えた、中居さん木村さんとトニセンの違いは、対比する年少メンバーとの差にズレが有るかどうかではないだろうか。
 
 
トニセンとカミセンでは一番離れていて9学年の差がある。SMAP4学年差。この差はもちろん大きい。しかしSMAPの場合はスタート時に最年少・香取さんが小学生であり、これはV6のスタート時の最年少・岡田准一さんよりも若い。
 

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小学生と高校生の年齢差は大きく、年上が年下を指導する図はトニセンカミセンとそう大差ない気がする。今でも中居さんが年上らしく、香取さんが年下らしい振る舞いをしている図は、トニセンカミセンと代わりはない。が、V6との違いは香取さんの身長がグングン伸び、中居さん木村さんをあっという間に抜いてしまったことが挙げられるのでは?と思う。
 
 
年下が年上より背が高くなる。体格も良くなる。言わば年齢と見た目が逆転状態。いくら香取さんが童顔とは言え、見た目の体格差は結構大きかったりする。
 
 
それに比べ、残念ながらV6の年下組・カミセンの身長は年上を上回ることはできなかった。つまり、年上は年下より最初からずっと背が高いまま。
 
 
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SMAPは体格差逆転という奇妙な光景に、イメージがお兄ちゃんから派生したとしても、息子が父親の背を抜かした的なイメージになり、おじさんという遠い存在にならずとどまっているのではないか。V6も家族によく例えられるが、SMAPの場合、香取さんといることでお兄ちゃんやお父さん的な立ち位置になるだけで、中居さんと木村さんのコンビ単体をおじさんと捉える人はおそらくほとんどいないだろう。


しかし、トニセンはスラッとしたスタイルが醸し出す雰囲気が、カミセンがいない三人での活動であっても、兄貴キャラというより、トニセンの前名称であるアダルトチームを彷彿とさせる。


 
SMAPは体格差の印象と年齢差が逆転

V6は体格差の印象と年齢差が忠実
 
 
 
でもそれだけではお兄さんでもいいのではないか。分からない…なぜトニセンはおじさんなのか…。私は悩みに悩んで、ついにとんでもない結論を自分の中で出してしまった。
 
 
 
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ずばり、本当におじさんだったのではないか。
 
 
 
元も子もない結論!!!しかし、これなら納得がいくのです。デビュー前の映像を見ても、どうしてもトニセンの三人から若さは感じない。尖っているという意味での若さは感じるが、高校生のトニセンとカミセンを並べたとしても、おそらくトニセンの方が大人に見えるはず。
 
 
デビュー当時、坂本さんがカミセンのことを「こいつらちっちぇーな」と思っていたことは聞いているが、「なんでお前らばっかりとりあげられるんだ。俺たちだってまだ20代だ」という若い思考の反骨精神はあまり感じられない。私はそこがずっと疑問だった。坂本さんが、あのマサがなぜおじさんキャラを受け入れたのか。
 
 
正直、ジャニーさんに才能を買ってもらっていたと思うし、ジャニーズSr.ではセンターで歌い踊り、メンバー決めの権限まであった人が、リーダーという立場はあるものの、いきなりやってきた年下にメインを奪われてしまう。
 
 
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デビュー当時のまだ尖り気味だった坂本さんは、カミセンにガミガミ怒っていたとは言うが、それはあくまで教育上の問題で、自分が後ろの方にいることに対しての怒りは聞いたことがない。ジャケット写真で自分たちが小さく写っているのを見て、テレビだから抑えているのかも知れないけれど、「辛かったけど、カミセンのお陰でデビュー出来た」と言う坂本さん。井ノ原さんは「おかしいよ!」と思うのに、坂本さんは長野さん同様、特に疑問に思わず受け入れていたのだろうか。ならそれはなぜだろうか。
 
 
よく考えてみれば、坂本さんと中居さんは同世代で共にリーゼントを決め込むヤンチャ系アイドルでしたが、そのヤンチャ時代にしても坂本さんにだけ漂う古風なかほり。
 
 
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木村さんがベストジーニスト殿堂入りを果たしている頃、坂本さんは森田剛さんのファッションを真似てジーンズを履いたが似合うとは褒めてもらえなかった。
 
 
 
同じ年代に生まれ、同じようにヤンチャ時代を経て、同じようにイケメンで歌も踊りも上手い人がいるのに、なぜ坂本昌行には若さがないのか。もしや、坂本昌行は趣味も思考も昔から素でおじさんなのではないか?そして、昔から漂っているのだろうと思える古風というよりおばさんくさい雰囲気の長野さんも、当たり前のように同じ位置にいる。
 
 
もしや、二人は素のど天然を発揮しておじさんの位置にいることにあまり疑問を感じなかったのでは…?
 
 
相葉雅紀さんが特に疑問を持たずにジャニーさんに「世界中に嵐を巻き起こしたいです」を叩き込まれたように、坂本さんと長野さんは事務所からV6の説明を聞かされる際に「森田三宅岡田のヤングチームと、坂本長野井ノ原のアダルトチームで」と言われて特に疑問を持たなかったのではないか。
 
 
このど天然おじさんマジックに見事かかってしまったのが井ノ原さんなのではないだろうか。いやいや僕まだ未成年だしなんなら森田剛との方が年齢近いし!なんで僕らの写真小さいんだよ!でも、坂本くんと長野くんといると楽しいし、昔からだから落ち着くし、もしかして僕もおじさんなのかな…?と叩き込まれてしまったのではないか。そして気づいたら年齢差を感じない見た目に染まってしまったのではないか。


そう考えると辻褄が合ってしまうのだ。元々実年齢よりも大人っぽい見た目と、古風な思考を持つ坂本さんと長野さんはど天然でおじさんキャラを受け入れ、井ノ原さんが感化されてしまった。誰も「そこお兄ちゃんキャラじゃだめなのかよ!」と突っ込まなかった。
 
 
そう、私の「なぜトニセンはお兄ちゃんキャラではなくおじさんキャラだったのか」という疑問さえ、そもそも愚問だったのである。
 
 
そりゃ考えても出てこない。10代からアダルトな雰囲気がある人は本当にアダルトなのだ。私の中の持論、家族に優しい人に悪い人はいないと重ね合わせ、エロく見える人はエロいんだ!(ちょっと違う)
 
 
しかし、このど天然こそがトニセンをおじさんアイドルとして成功させたのだと思う。彼らは特に意識することなく、演じることなく、結構ありのままで活動しながらおじさんアイドルをやっていたと思う。彼らは昔から変わらないからアイドルなのにおじさんであり、こちらの見る目が変わったからおじさんなのにアイドルになって、現在成功しているのだと思う。では、その切り替わりはいつ頃なのか。シングルを通して自分なりに考えてみた。完全に個人的な意見なので、みなさんの印象が切り替わった瞬間も気になる。 
 


  • 「アイドルなのにおじさん期」

GENERATION GAP

GENERATION GAP


デビュー当時のユーロビート期の完成されている感は、おじさんというより「大人」な印象を受ける。それを抜けて、『学校へいこう!』が始まり、学生目線のポップな曲路線に移った時にトニセンが「アイドルなのにおじさん」という印象が強まった気がする。アイドルなのにおじさんではあるが、歌がうまいために多くの歌パートが与えられており、それゆえに制服・駆け出す・青春などという単語がトニセンから発せられる違和感が伝わる。更には「GENERATION GAP」という歌も発売され、世代が違う感をビシビシ感じる。
 
 
  • 「おじさんなのにアイドル期」
 蝶


「出せない手紙」「メジルシの記憶などバラードが発売されて、カミセンも大人っぽくなってきた時期、坂本さんと長野さんは三十路を超え、おじさんキャラ真っ只中。私の印象では、10周年を迎えた「Orange」でかなり難解な踊りを踊っているV6に衝撃を受け、10周年という計算しやすい周期に、改めてトニセンの年齢を計算してその凄さを知った。そして私的にトニセンが「おじさんなのにアイドル」に変化したと考えている「蝶」という大人のダンスナンバーでカミセンを食う勢いで無自覚の色気を出してきて、同じような路線の「GUILTY」以降は「アイドルなのにおじさん期」を取り戻すかのように、坂本井ノ原ソロが等身大に感じる印象が強く、楽曲の印象をトニセンが担っているように感じる。「君が思い出す僕は君を愛しているだろうか」ではついにトニセンが前、カミセンが後ろという構図も見れた。
 

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よく見る機会がなかったけれど、よく見たらトニセンの顔面偏差値はカミセンに劣っていない。


おじさんくさかったはずのトニセンが、抜群の色気を醸し出している。気付いた時にはもう遅い、トニセンの魅力に引き込まれるしかない。個人的に、アイドルとはコンサートで客に目一杯手を振る姿をよく目にしていたので、トニセンの余裕のある微笑みを兼ね備えたお手振りに衝撃を受け、なんなら目一杯のお手振り以上に心を撃ち抜かれた。


本人たちはおそらく、カミセンについていこうとスタイルの維持や歌や踊りを怠らずにいただけで(だけで、といってもこれは凄まじい努力だと思う)、本質的に変わったつもりもないし、変わっていない。しかし、それがこんなスマートな40代って現実にいるんですか?という意味を持った「おじさんなのにアイドル」を打ち出した。本人たちがいたって意識していない&元々の実力があるという部分が非常に大事であり、こんなアイドルは空前絶後とさえ思う。


このおじさんアイドルの魅力を牽引する坂本昌行さんは更に偉大だと思う。グループの最年長が、歌も踊りもスタイルも器用さも総合して抜きん出ているというのはかなり誇り高いことだと思う。


なんだか勢いに任せて書いているので支離滅裂かもしれない。実は今、トニセンの「ユメノサキ」という曲をきちんと聴いて「こんな歌詞を歌えるアイドルはこの人たちしかいない」と感激して書いているのだ。おじさんが歌う「初めての彼女」「子供の名前だとか娘がいいとか」「今にして思えばなんてことない理由で別れた」という、重ねてきたリアルな恋愛観を経て、最後に「あの頃の僕が描いていた未来の夢のその先へ」という夢見る言葉で締めくくる感。


アイドルと年齢のバランスを、無意識のうちに一番利用しているトニセン。今まで見逃していた分、これからのトニセンは見逃したくない一心だ。